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カニの唐揚げの食べ方を完全ガイド!殻ごと味わう絶品レシピと下処理のコツ

カニの唐揚げの食べ方を完全ガイド!殻ごと味わう絶品レシピと下処理のコツ カニの知識
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こんにちは管理人の「カニパパ」です^^

香ばしい香りとカリッとした食感、そして噛むほどに溢れ出す濃厚な旨味。カニ料理の中でも、ビールやご飯のお供として絶大な人気を誇るのが唐揚げです。一般的にカニといえば、硬い殻を剥いて身を取り出す作業が面倒だと感じる方も多いのではないでしょうか。

しかし、カニの唐揚げの食べ方を工夫すれば、殻ごとバリバリと豪快に楽しむことができます。

特に脱皮直後のソフトシェルクラブや、清流に住むサワガニなどは、丸ごと揚げて食べることでカニ本来の風味を余すところなく堪能できる食材です。一方で、スーパーでよく見かけるワタリガニなどの少し殻が硬い種類であっても、適切な下処理や二度揚げという調理法を駆使することで、驚くほど食べやすくなります。

家庭で調理する際には、冷凍されたカニを美味しく戻すための解凍方法や、独特の臭みを取り除く下処理のひと手間が仕上がりを左右します。

また、揚げたてのカニに合わせるソースやレモンの使い方、あるいは殻がどうしても硬い場合の食べにくい部位の処理方法を知っておくと、食卓での満足度が格段に上がります。

さらに、食事の席で迷いがちなマナーや、新鮮なカニの入手方法についても押さえておきたいポイントです。本記事では、初心者の方でも失敗なく作れるレシピから、プロ顔負けのテクニックまでを幅広く紹介します。

◆このサイトでわかる事◆

  • 種類ごとの最適なカニの唐揚げの食べ方
  • 殻ごと食べられるソフトシェルクラブの特徴
  • サワガニやワタリガニの下処理と調理法
  • 冷凍カニの解凍方法と臭み取りのコツ
  • カリッと仕上げる二度揚げのテクニック
  • 美味しく食べるためのマナーと注意点
  • おすすめのソースや入手先の情報
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種類別に解説するカニの唐揚げの食べ方

◆この章のポイント◆

  • 殻ごと味わうのが最大の魅力
  • 柔らかいソフトシェルクラブの特徴
  • サワガニなど小型のカニの楽しみ方
  • ワタリガニの殻が硬い時の対策
  • 食べにくい部位の処理とマナー
  • 通販やスーパーでの主な入手方法

殻ごと味わうのが最大の魅力

カニ料理には茹でガニや焼きガニなど様々な調理法がありますが、唐揚げにする最大のメリットは、何と言っても「殻ごと食べられる」という点にあります。通常、カニの殻は硬くて食べられず、身を取り出した後に大量のゴミとして捨ててしまう部分です。しかし、高温の油でじっくりと揚げることによって、殻に含まれる水分が飛び、パリパリとしたスナックのような食感に変化します。

殻には、カニ特有の香ばしい風味成分や旨味が凝縮されています。これを身と一緒に噛み砕くことで、口の中いっぱいに濃厚な味わいが広がるのです。また、栄養面でも大きな利点があります。カニの殻にはカルシウムやキチン・キトサンといった成分が豊富に含まれており、これらは普段の食事では摂取しにくい栄養素です。カニの唐揚げの食べ方を実践することで、美味しさだけでなく健康にも良い影響を期待できるかもしれません。

殻ごと食べるためには、適切な種類のカニを選ぶことと、調理における火加減が重要になります。

すべてのカニが殻ごと食べられるわけではありません。例えば、ズワイガニやタラバガニのような大型で殻が非常に硬いカニは、そのまま揚げても噛み砕くことは困難です。殻ごと楽しむカニの唐揚げの食べ方に向いているのは、脱皮直後のカニや、元々殻が薄い小型のカニです。これらを選ぶことで、ストレスなく丸ごと味わうことが可能になります。

柔らかいソフトシェルクラブの特徴

カニの唐揚げの食べ方において、最も推奨される食材の一つが「ソフトシェルクラブ」です。これは特定のカニの種類を指す名称ではなく、脱皮直後のカニの総称です。主にマングローブガニ(ノコギリガザミ)などが使われることが多く、脱皮した直後のカニは殻が非常に柔らかく、手で簡単にちぎれるほどです。

ソフトシェルクラブは、アメリカや東南アジアでは非常にポピュラーな食材であり、日本でもタイ料理店やバルなどで見かける機会が増えてきました。このカニの最大の特徴は、下処理さえ済ませれば、足の先から甲羅まで一切捨てることなく全て食べられることです。身を取り出す手間が全くかからないため、カニを食べる際の「無言になる」「手が汚れる」といったデメリットを解消してくれます。

味については、カニ味噌も含めて丸ごと揚げるため、非常に濃厚でクリーミーです。外側はカリッと香ばしく、内側からはジューシーなカニの旨味と味噌のコクが溢れ出します。唐揚げにする際は、軽く小麦粉や片栗粉をまぶして揚げるだけで、ご馳走感のある一品に仕上がります。

初めてカニの唐揚げに挑戦する方は、まずは失敗の少ないソフトシェルクラブから試してみるのがおすすめです。

市場に出回っているソフトシェルクラブは、ほとんどが冷凍処理された状態で販売されています。これにより鮮度が保たれており、家庭でも解凍してすぐに調理できる手軽さがあります。ハンバーガーの具材として挟んだり、スパイシーなチリソースと合わせたりと、アレンジの幅も広いのが魅力です。

サワガニなど小型のカニの楽しみ方

日本の食卓や居酒屋のおつまみとして古くから親しまれているのが、サワガニを使った唐揚げです。サワガニは清流に生息する小型のカニで、サイズが小さいため殻も薄く、丸ごと揚げるのに最適な食材です。赤く色づいた揚げたてのサワガニは見た目にも鮮やかで、食欲をそそります。

サワガニの唐揚げの特徴は、そのクリスピーな食感です。高温の油で揚げることで、まるでエビ煎餅のようなサクサクとした歯応えになります。身の量は少ないですが、その分、殻の香ばしさと内臓のほろ苦さが絶妙なバランスを生み出し、日本酒や焼酎といったお酒との相性が抜群です。

調理の際の注意点として、サワガニは淡水生物であるため、寄生虫のリスクを考慮して必ず中心部までしっかりと加熱する必要があります。「生揚げ」や「半生」は避け、じっくりと火を通すことが安全なカニの唐揚げの食べ方の基本です。また、生きているサワガニを調理する場合は、揚げる直前に酒に浸して動きを止める「酒締め」を行うと、油ハネを防ぎつつ臭みも取ることができます。

サワガニ以外にも、ヒラツメガニ(Hガニ)やイソガニなどの小型のカニも同様に唐揚げとして楽しめます。

これらの小型ガニは、地域によってはスーパーの鮮魚コーナーで安価に手に入ることがあります。味噌汁や出汁用として売られていることが多いですが、唐揚げにすることで新たな美味しさを発見できるでしょう。小さいながらもカニの風味が強く、カルシウム補給のおやつとしても優秀です。

ワタリガニの殻が硬い時の対策

スーパーなどで比較的入手しやすいワタリガニ(ガザミ)も、唐揚げにして美味しく食べることができます。しかし、ソフトシェルクラブやサワガニに比べると殻が厚く硬いため、そのまま揚げただけでは口の中に殻が残ったり、歯を痛めたりする可能性があります。ワタリガニを唐揚げにする場合は、食べやすくするための下準備と調理の工夫が不可欠です。

まず、殻が特に硬い「爪」の部分や「甲羅」は、事前に包丁の背やキッチンバサミを使ってヒビを入れておくか、叩いて割っておくことが大切です。こうすることで、油が内部まで浸透しやすくなり、殻自体も揚げた際により脆くなります。また、食べやすさを優先するなら、甲羅を外して足と胴体の部分だけをぶつ切りにして揚げるという方法もあります。

調理法としては「二度揚げ」が非常に有効です。一度目は低温でじっくりと時間をかけて揚げて水分を飛ばし、一度取り出して余熱で火を通します。その後、高温の油で短時間揚げることで、殻を限界までカリカリに仕上げることができます。

それでも殻が気になる場合は、無理に飲み込まずに身と衣の味を楽しみ、硬い殻は残すという食べ方も間違いではありません。

ワタリガニは身の甘みが強いため、唐揚げにすると身のホクホク感と衣のサクサク感の対比が楽しめます。殻を完全に食べきることだけに固執せず、自分の歯の状態や好みに合わせて楽しむのが、賢いカニの唐揚げの食べ方といえるでしょう。中華料理のように、香辛料を効かせた炒め物にアレンジするのもおすすめです。

食べにくい部位の処理とマナー

カニを丸ごと揚げるといっても、食べるべきではない部位や、取り除いた方が美味しく食べられる部位が存在します。これらを適切に処理することが、快適なカニの唐揚げの食べ方につながります。最も注意すべき部位は「ガニ」と呼ばれるエラの部分です。甲羅を外した両脇にある灰色のヒダのような部分で、ここは雑菌や汚れが溜まりやすく、味も美味しくありません。また、食感もボソボソとして悪いため、調理前に必ず取り除きましょう。

次に「ふんどし」と呼ばれる腹部の三角形の部分です。ここも中に砂や排泄物が残っていることがあるため、取り外すか、開いてきれいに洗う必要があります。さらに、カニの口周辺も硬くて鋭利な部分があるため、キッチンバサミで切り落としておくと安全です。

食事のマナーとして、カニの唐揚げを手で食べることは基本的に許容されています。特に殻付きの料理は箸やフォークだけでは食べにくいため、手を使って食べるのが自然です。ただし、同席者がいる場合やレストランなどでは、フィンガーボウルやおしぼりが用意されているか確認し、汚れた指先をこまめに拭く配慮が必要です。

口の中に残った硬い殻を出す際は、手で覆いながらナプキンや殻入れにそっと戻すのがスマートな振る舞いです。

殻をバリバリと噛む音は、カニの唐揚げの醍醐味の一つですが、あまりにも大きな音を立てすぎたり、口を開けて噛んだりするのはマナー違反となります。また、硬い爪の部分などは無理に噛み砕こうとせず、手で割って身だけを食べる判断も必要です。周囲への配慮を忘れずに、美味しくいただくことが大切です。

通販やスーパーでの主な入手方法

カニの唐揚げを作るためには、まず適切なカニを入手しなければなりません。カニの種類によって、購入しやすい場所が異なります。まず、殻ごと食べるのに最適な「ソフトシェルクラブ」は、一般的なスーパーマーケットで見かけることは稀です。輸入食材を扱う専門店や、業務スーパー、あるいはインターネット通販を利用するのが最も確実です。通販では、下処理済みの冷凍パックで販売されていることが多く、1杯あたり数百円から千円程度で購入可能です。

一方、ワタリガニやヒラツメガニ(Hガニ)は、季節にもよりますが、鮮魚コーナーの充実したスーパーや魚市場で手に入ります。特にワタリガニは鍋シーズンや秋口によく並びます。購入の際は、甲羅が硬すぎない小さめのサイズを選ぶか、「切り蟹」として売られている加工済みのものを選ぶと、唐揚げにしやすくなります。

サワガニについては、川魚を扱う鮮魚店や、市場での取り扱いが主となります。最近では、素揚げ用にパック詰めされた冷蔵品や、冷凍のサワガニも通販で流通しています。活きたサワガニを購入する場合は、鮮度が命ですので、元気よく動いているものを選びましょう。

冷凍のカニを購入する際は、霜が多くついていないものを選ぶのが、鮮度の良いカニを見分けるポイントです。

カニは冷凍焼けを起こすと風味が著しく落ちてしまいます。パッケージに密閉されており、製造日が新しいものを選ぶようにしましょう。また、通販では「唐揚げ用」として粉付きで販売されている便利な商品もあります。これらを利用すれば、解凍して揚げるだけで本格的な味を楽しめるため、忙しい方にもおすすめです。

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実践して楽しむカニの唐揚げの食べ方

◆この章のポイント◆

  • 冷凍品を美味しく戻す解凍のコツ
  • 臭みを取り除く下処理のポイント
  • カラッと揚げる温度と二度揚げ
  • シンプルで美味しい基本のレシピ
  • 相性の良いソースやレモンの活用
  • まとめ:カニの唐揚げの食べ方

冷凍品を美味しく戻す解凍のコツ

家庭でカニの唐揚げを作る場合、冷凍のカニを使用するケースが多くなります。冷凍カニを美味しく調理するためには、解凍方法が非常に重要です。間違った解凍を行うと、旨味成分を含んだドリップが流出してしまい、味が水っぽくなったり、パサパサした食感になったりしてしまいます。また、解凍が不十分なまま油に入れると、油ハネの原因にもなり危険です。

最も推奨される方法は「冷蔵庫での自然解凍」です。調理する半日前から冷蔵庫に移し、低温で時間をかけて解凍することで、細胞破壊を最小限に抑え、ドリップの流出を防ぐことができます。カニをキッチンペーパーで包み、皿に乗せてラップをかけておくと、余分な水分を吸い取ってくれます。

急いでいる場合は「流水解凍」を行います。カニを密閉できるビニール袋に入れ、直接水が当たらないようにしてボウルに沈め、水道水を流し続けます。この方法なら短時間で解凍できますが、袋の中に水が入らないように注意が必要です。電子レンジでの解凍は、加熱ムラができやすく、身が固くなったり風味が損なわれたりするため、基本的には避けた方が無難です。

半解凍の状態で調理を始めると、中まで火が通る前に衣が焦げてしまうため、必ず完全に解凍してから調理に移りましょう。

解凍後は、キッチンペーパーで表面の水分を徹底的に拭き取ることが大切です。水分が残っていると、揚げ油に入れた瞬間に激しく油が跳ねるだけでなく、衣がベチャッとして剥がれやすくなります。美味しいカニの唐揚げの食べ方を実現するためには、この水分除去の工程を丁寧に行うことが成功への近道です。

臭みを取り除く下処理のポイント

カニは魚介類特有の生臭さを持っていることがあり、特に内臓を含む丸揚げにする場合は、臭み消しの下処理が欠かせません。この工程を丁寧に行うかどうかで、仕上がりの風味が大きく変わります。まずは、解凍したカニを水洗いし、表面のぬめりや汚れを落とします。その後、前述したように「ガニ」や「ふんどし」を取り除き、再度きれいに洗って水気を拭き取ります。

臭みを消すために最も効果的なのが「酒」と「生姜」の使用です。ボウルにカニを入れ、料理酒(または白ワイン)を全体に回しかけます。さらに、すりおろした生姜や生姜汁を加えて軽く揉み込み、10分〜15分ほど漬け込んでおきます。これにより、カニの生臭さが中和され、加熱した際に香ばしい香りが引き立ちます。

また、牛乳に浸すという方法もあります。牛乳のタンパク質が臭み成分を吸着してくれるため、特に冷凍焼けの臭いが気になる場合などに有効です。牛乳に20分ほど浸した後、水で洗い流して水気を拭き取れば、ふっくらとした仕上がりにも寄与します。

スパイスやハーブを活用するのも、臭み対策として有効な手段の一つです。

下味をつける段階で、ニンニクや黒胡椒、クミンやカレー粉などをまぶしておくと、スパイスの香りがカニの風味と調和し、食欲をそそるスパイシーな唐揚げになります。特にソフトシェルクラブなど内臓ごと食べるカニの唐揚げの食べ方においては、少し濃いめのスパイス使いが臭み消しと美味しさの両立に役立ちます。

カラッと揚げる温度と二度揚げ

カニの唐揚げをサクサク、カリカリに仕上げるためには、揚げ油の温度管理と揚げ方が最大のポイントです。家庭でやりがちな失敗は、低い温度でべちゃっとさせてしまうか、逆に温度が高すぎて中は生なのに外だけ焦がしてしまうことです。これを防ぎ、殻まで香ばしく仕上げるためには「二度揚げ」を強くおすすめします。

まず、一度目の揚げは160度〜170度の中温で行います。この段階の目的は、カニの中心まで火を通し、余分な水分を蒸発させることです。カニを油に入れたら、衣が固まるまでは触らないようにしましょう。3分〜4分ほどじっくりと揚げ、泡が少し小さくなってきたら一度取り出し、バットの上で3分〜5分ほど休ませます。この余熱時間で、内部まで均一に熱が行き渡ります。

次に、油の温度を180度〜190度の高温に上げます。二度目の揚げは、衣と殻をカリッとさせることが目的です。休ませておいたカニを再び油に入れ、1分〜2分ほど短時間で揚げます。キツネ色になり、パチパチという高く乾いた音に変わったら揚げ上がりのサインです。

油から引き上げる際は、カニを振って油をしっかり切るか、網の上で立てるようにして置くと、油切れが良くなります。

二度揚げを行うことで、水分がしっかりと飛び、時間が経ってもベタつかない美味しい唐揚げになります。特にワタリガニなどの殻が厚いカニの場合は、この工程を行うことで殻のクリスピーさが格段に増し、食べやすさが向上します。面倒に感じるかもしれませんが、美味しいカニの唐揚げの食べ方を追求するなら、ぜひ取り入れてほしいテクニックです。

シンプルで美味しい基本のレシピ

ここでは、誰でも簡単に作れるカニの唐揚げの基本レシピを紹介します。素材の味を活かすため、味付けはシンプルにするのがコツです。

【材料】

  • カニ(ソフトシェルクラブ、ワタリガニなど):2〜3杯
  • 下味用:酒(大さじ1)、醤油(小さじ1)、おろし生姜(小さじ1)、塩胡椒(少々)
  • 衣:片栗粉(適量)、小麦粉(適量)※1:1の割合で混ぜると食感が良くなります
  • 揚げ油:適量

【作り方】
まず、カニの下処理を行い、水分をしっかりと拭き取ります。ボウルにカニと下味の調味料を入れ、優しく揉み込んで10分ほど置きます。その後、再度キッチンペーパーで表面の汁気を軽く拭き取ります。これは、衣が均一につき、油ハネを防ぐためです。

ビニール袋に片栗粉と小麦粉を合わせ、カニを入れて袋を振り、全体に薄く粉をまぶします。余分な粉ははたいて落としてください。粉が厚すぎると油っぽくなる原因になります。あとは前述の通り、170度で一度揚げし、休ませてから180度で二度揚げすれば完成です。

アレンジとして、衣にカレー粉や青海苔、ガーリックパウダーを混ぜると、風味豊かな変わり唐揚げになります。

塩だけで食べる「素揚げ」に近いスタイルも、カニの甘みがダイレクトに感じられて美味しいです。その場合は、下味を控えめにし、揚げる直前に軽く片栗粉をはたく程度にします。衣の種類を変えるだけでも、サクサク系からガリガリ系まで食感の変化を楽しめるのが、カニの唐揚げの食べ方の面白いところです。

相性の良いソースやレモンの活用

揚げたてのカニの唐揚げはそのまま食べても十分に美味しいですが、ソースや薬味を添えることで、さらに味わいの幅が広がります。最も定番であり、かつ最強の組み合わせと言えるのが「レモン」です。レモンの酸味は揚げ物の油っこさを中和し、さっぱりとさせてくれるだけでなく、カニの甘みを引き立てる効果もあります。食べる直前にキュッと絞るのが鉄則です。

エスニック風に楽しみたいなら「スイートチリソース」や「スパイシーマヨネーズ」がおすすめです。特にソフトシェルクラブには、ピリ辛で甘酸っぱいチリソースが抜群に合います。マヨネーズにシラチャーソースや七味唐辛子を混ぜたディップソースも、濃厚なカニの旨味に負けないパンチのある味わいになります。

和風の味付けが好みなら、「ポン酢」や「抹茶塩」、「山椒塩」が良いでしょう。大根おろしとポン酢を合わせれば、さっぱりとしたおかずになりますし、山椒塩なら高級料亭のような上品な風味を楽しめます。タルタルソースを添えれば、子供も喜ぶ洋風のおかずになります。

複数のソースを用意して「味変」を楽しむのも、パーティーなどで盛り上がるカニの唐揚げの食べ方です。

また、飲み物とのペアリングも忘れてはいけません。クリスピーなカニの唐揚げには、炭酸の効いた冷たいビールやハイボールが最高にマッチします。白ワイン、特にキリッとした辛口のソーヴィニヨン・ブランやスパークリングワインも、カニの繊細な風味を邪魔せずに引き立ててくれます。

まとめ:カニの唐揚げの食べ方

カニの唐揚げは、殻ごと食べることで栄養と旨味を余すところなく摂取できる、理にかなった調理法です。ソフトシェルクラブのような専用のカニを選んだり、ワタリガニの下処理や揚げ方を工夫したりすることで、家庭でも驚くほど本格的な味わいを再現できます。今回紹介した解凍のコツや二度揚げのテクニックを参考に、ぜひ熱々のカニの唐揚げを楽しんでください。

本日のまとめ

  • カニの唐揚げは殻ごと食べることで旨味と栄養を摂取できる
  • 脱皮直後のソフトシェルクラブは柔らかく丸ごと食べるのに最適
  • サワガニはしっかり加熱してスナック感覚で楽しむ
  • ワタリガニなど殻が硬い場合は爪を割るなどの対策が必要
  • ガニ(エラ)やふんどしは食べられないため必ず取り除く
  • 手で食べるのはマナー違反ではないが指を拭く配慮をする
  • 冷凍カニは冷蔵庫で時間をかけて解凍しドリップを防ぐ
  • 半解凍での調理は失敗の原因になるため完全解凍する
  • 臭み取りには酒や生姜での下処理が効果的
  • 水分をしっかり拭き取ることが油ハネ防止とカリカリ食感の鍵
  • 二度揚げを行うことで水分を飛ばし殻まで香ばしく仕上げる
  • 衣は片栗粉と小麦粉をブレンドすると食感が良くなる
  • レモンやチリソースなど多様なソースで味の変化を楽しむ
  • 通販や業務スーパーを活用して適切なカニを入手する
  • ビールや白ワインなどのお酒とのペアリングもおすすめ
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参考サイト
日本ソフトシェルクラブ協会
クラシル:渡り蟹の唐揚げレシピ
All About:ソフトシェルクラブの魅力
竹崎海産:脱皮かにについて
楽天レシピ:平爪カニの唐揚げ

サイト管理人
kanipapa

かに大好き家族の父親が美味しく食べれるカニ情報をいろいろとお届けします。年末年始はもちろんですけど、1年を通してカニを楽しんでします^^

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