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毛ガニの11月は旬?値段や産地、美味しい食べ方を解説

毛ガニの11月は旬?値段や産地、美味しい食べ方を解説 毛ガニ
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こんにちは管理人の「カニパパ」です^^

秋が深まり、冬の訪れを感じる11月。

美味しいものがたくさん出回るこの時期、「カニを食べたい」と思う方も多いのではないでしょうか。

特に、濃厚なカニ味噌と繊細な身が魅力の毛ガニは、カニ好きにとってたまらない存在です。

しかし、毛ガニの11月と検索すると、旬の時期や産地、値段についての情報が気になるところでしょう。

「11月の毛ガニは本当に美味しいの?」、「どこで獲れたものが旬なの?」、「通販で買うときの値段はどれくらい?」といった疑問が浮かぶのは当然のことです。

また、せっかく購入するなら、美味しい食べ方や失敗しない選び方も知っておきたいもの。

訳あり品は本当にお得なのか、オスメスの違いで味は変わるのかなど、知れば知るほど奥が深いのが毛ガニの世界です。

この記事では、そんな毛ガニの11月に関するあらゆる疑問を解消します。

北海道のどの産地で旬を迎えるのか、通販での価格相場、そしてプロが実践する選び方のコツから、誰でも簡単にできる美味しい食べ方まで、網羅的に解説していきます。

この記事を読めば、自信を持って11月の毛ガニを選び、その魅力を最大限に味わうことができるようになるでしょう。

◆このサイトでわかる事◆

  • 毛ガニの11月が旬と言える理由
  • 11月に旬を迎える北海道の具体的な産地
  • 毛ガニのオスとメスの味や特徴の違い
  • お得な「訳あり」毛ガニの実態
  • 通販で購入する際の値段の目安
  • 美味しい毛ガニを見分ける選び方のコツ
  • 家庭でできる毛ガニの美味しい食べ方と茹で方
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毛ガニの11月は本当に美味しい?旬と産地の関係

◆この章のポイント◆

  • 北海道の毛ガニは産地で旬が違う
  • 11月は日高や十勝沿岸が旬の時期
  • オスメスの違いと選び方のコツ
  • 訳あり品でも美味しく食べられる?

北海道の毛ガニは産地で旬が違う

毛ガニの旬について考えるとき、最も重要なポイントは「毛ガニは一年中、日本のどこかで旬を迎えている」ということです。

これは、漁場を変えながら年間を通じて漁獲が行われているためです。

特に、日本最大の毛ガニの産地である北海道では、地域ごとに漁期が厳しく定められており、資源を保護しながら最高品質の毛ガニを安定して供給する体制が整っています。

この漁期の違いが、産地ごとに旬の時期が異なる理由となっているのです。

この現象は「旬のリレー」とも呼ばれています。

例えば、春の訪れとともに始まるのが、流氷が去った後のオホーツク海の毛ガニ漁です。

3月から4月にかけて旬を迎えるオホーツク海の毛ガニは、流氷の下で豊富なプランクトンを食べて育つため、身が引き締まり、カニ味噌も濃厚で非常に人気があります。

夏になると、漁場は噴火湾や道南エリアに移ります。

6月から8月頃が旬のこの地域の毛ガニは、比較的温暖な海で育つため、身が柔らかく甘みが強いのが特徴です。

そして秋から冬にかけて、漁の中心は道東の太平洋側、釧路や根室、十勝、日高といった地域へと移っていきます。

このように、北海道という広大な地域の中で、季節の移ろいとともに毛ガニの旬の産地も移動していくのです。

この旬のリレーを理解することで、毛ガニの11月というキーワードが持つ意味も深く理解できるようになります。

つまり、「11月はどこの産地の毛ガニが美味しいのか」という視点が重要になるわけです。

以下に、北海道の主な産地と旬の時期をまとめた表を示します。

産地エリア主な漁期(旬の時期)特徴
オホーツク海(雄武、紋別など)3月~8月(春漁・夏漁)流氷明けで栄養豊富。身が締まり、カニ味噌が濃厚。
道南・噴火湾(函館、長万部など)6月~8月比較的温暖な海域で育ち、身に甘みがある。
道東・太平洋(釧路、根室など)9月~12月親潮の影響で身が締まり、味が濃い。
道東・太平洋(十勝、日高など)11月~翌2月水温が下がる時期で、身入りが良く、味が凝縮される。
宗谷・日本海(稚内など)4月~6月日本海の荒波にもまれ、身がしっかりしている。

この表からも分かる通り、毛ガニは特定の季節だけのものではなく、産地を選べば一年を通して最高の味覚を楽しむことができるのです。

したがって、「毛ガニの旬はいつ?」と問われれば、「産地によって異なるが、一年中楽しめる」というのが最も正確な答えと言えるでしょう。

この知識を前提に、次のセクションでは11月に焦点を当てて、どの地域の毛ガニが旬を迎えるのかをさらに詳しく見ていきます。

11月は日高や十勝沿岸が旬の時期

前述の通り、北海道内では毛ガニの旬がリレーのように移り変わっていきます。

そして、毛ガニの11月という時期にスポットライトを当てると、その主役となるのが道東から日高にかけての太平洋沿岸で水揚げされる毛ガニです。

具体的には、十勝の広尾や、日高のえりも、様似といった地域が11月の主要な産地となります。

この時期の太平洋側は、親潮(寒流)の影響を強く受け、海水温がぐっと下がります。

毛ガニは、水温が低い環境に適応するため、体に栄養をたっぷりと蓄えようとします。

その結果、身はぎっしりと詰まり、旨味が凝縮された非常に質の高い毛ガニが育つのです。

特に、厳しい冬を越すために栄養を蓄えたカニは、身入りが抜群に良いことで知られています。

春のオホーツク産の毛ガニが「流氷明けの味覚」としてブランド化されている一方で、この11月頃から獲れる太平洋産の毛ガニは「晩秋から初冬の隠れた逸品」として、食通の間で高く評価されています。

身の詰まり具合、いわゆる「身入り」を重視する人にとっては、この時期の毛ガニは非常におすすめです。

また、この時期のカニは、濃厚でクリーミーなカニ味噌も特徴です。

甲羅の中にたっぷりと詰まったカニ味噌は、日本酒との相性も抜群で、これを目当てに毛ガニを求めるファンも少なくありません。

11月に旬を迎える日高や十勝の毛ガニは、まさに身も味噌も両方を楽しみたいという欲張りな願いを叶えてくれる存在と言えるでしょう。

通販サイトなどで毛ガニを選ぶ際には、商品説明に「日高産」「十勝産」「太平洋産」といった表記があるかどうかを確認するのが、11月に最高の毛ガニと出会うための重要なポイントになります。

多くの人は「毛ガニといえばオホーツク」というイメージを持っているかもしれませんが、それは春から夏にかけての話です。

毛ガニの11月の本当の魅力を知るには、旬の産地が太平洋側に移っているという事実を理解することが不可欠です。

この知識があれば、季節に合った最も美味しい毛ガニを的確に選ぶことができるようになります。

オスメスの違いと選び方のコツ

美味しい毛ガニを選ぶ上で、旬の産地と並んで重要なのが、オスとメスの違いを理解することです。

一般的に市場に流通している毛ガニの多くはオスですが、それぞれの特徴を知ることで、自分の好みに合った一杯を選ぶことができます。

まず、最も分かりやすい見分け方は、お腹側にある「ふんどし」と呼ばれる部分の形です。

オスは逆三角形のようなシャープな形をしているのに対し、メスは卵を抱えるため、丸みを帯びた半円形のような大きな形をしています。

オスの特徴

オスの毛ガニは、メスに比べて体が大きく成長する傾向があります。

そのため、甲羅の中にぎっしりと詰まった甘くて繊細な「カニ身」を存分に楽しみたいという方には、オスが断然おすすめです。

また、カニ味噌の量もオスの方が多いとされており、濃厚な味噌を堪能したい場合にも適しています。

市場で「堅ガニ」として高く評価される、身入りが良く脱皮から時間が経った質の良いカニは、ほとんどがオスです。

毛ガニの11月においては、冬に向けて栄養を蓄えたオスの身入りは特に良くなるため、食べ応えを求めるならオスを選ぶのが正解でしょう。

メスの特徴

一方、メスの最大の魅力は、お腹の中に抱える「内子(うちこ)」と呼ばれるオレンジ色の未成熟な卵巣です。

この内子は、濃厚で独特の風味があり、一度食べたら忘れられないほどの珍味として知られています。

ただし、メスは資源保護の観点から漁獲が厳しく制限されており、特に内子を持つ時期は禁漁となる地域がほとんどです。

そのため、市場に出回ることは非常に稀で、希少価値が高くなっています。

もし運良く内子持ちのメスに出会えたら、それは大変貴重な機会と言えるでしょう。

美味しい毛ガニの選び方のコツ

オス、メスどちらを選ぶにしても、美味しい毛ガニに共通する選び方のポイントがあります。

  • 手に持ったときにずっしりと重いもの
  • 甲羅が硬く、お腹を押してもブヨブヨしていないもの
  • 脚の付け根がしっかりと太いもの
  • 甲羅の色が鮮やかで、黒ずんでいないもの

これらのポイントは、身がしっかりと詰まっている「堅ガニ」を見分けるための目安です。

特に「重さ」は最も重要な指標で、同じ大きさなら、より重い方が身入りが良い証拠です。

通販で購入する際は、実際に手に取ることはできませんが、「堅ガニ厳選」や「身入り保証」といった記載がある店舗を選ぶと安心です。

これらの知識を活用して、毛ガニの11月の食卓をより豊かなものにしてください。

訳あり品でも美味しく食べられる?

通販サイトなどで毛ガニを探していると、「訳あり」という表示が付いた商品を見かけることがあります。

正規品に比べて価格が安く設定されているため、魅力的に感じる一方で、「味が落ちるのではないか」「品質に問題があるのでは?」と不安に思う方もいるかもしれません。

結論から言うと、「訳あり」の理由を正しく理解すれば、非常にお得に美味しい毛ガニを楽しむことができます。

毛ガニにおける「訳あり」とは、一体どのような状態を指すのでしょうか。

最も一般的な理由は「脚折れ」や「脚取れ」です。

毛ガニは非常に繊細な生き物で、水揚げの際や輸送中に網や他のカニと絡まることで、脚が折れたり取れてしまったりすることがよくあります。

脚が1本か2本ないだけで、味や品質は正規品と全く同じであるにもかかわらず、贈答用としての見た目の基準を満たさないため、「訳あり品」として扱われるのです。

その他にも、以下のような理由で訳あり品となる場合があります。

  • 甲羅に傷やフジツボが付着している
  • サイズが不揃いである
  • 脱皮して間もなく、身入りが若干劣る「若ガニ」である

甲羅の傷やフジツボの付着は、中身の品質には全く影響しません。

むしろ、フジツボが付いているカニは脱皮からの時間が長く、身がしっかり詰まっている証拠だと考える専門家もいるほどです。

サイズ不揃い品も、まとめて加工する際に規格から外れたものであり、個々の品質に問題はありません。

注意が必要なのは「若ガニ」の場合です。

脱皮直後のカニは、身が水分を多く含んでおり、「堅ガニ」に比べると身入りが劣ります。

その分、価格は格安に設定されていますが、ぎっしりと詰まった身を楽しみたい場合には不向きかもしれません。

信頼できる販売店では、「脚折れのため」「サイズ不揃いのため」など、訳ありの理由を明記していることがほとんどです。

自宅用や家族で気軽に楽しむのであれば、見た目を気にしない「脚折れ」や「甲羅の傷」といった理由の訳あり品は、まさに狙い目と言えるでしょう。

味も身入りもカニ味噌も、正規品と遜色ない毛ガニを、よりリーズナブルな価格で手に入れることができます。

毛ガニの11月を賢く楽しむために、訳あり品という選択肢をぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

ただし、購入する際はレビューを参考にしたり、訳ありの理由をきちんと説明している信頼できる店舗を選ぶことが大切です。

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通販で楽しむ毛ガニの11月の値段と食べ方

◆この章のポイント◆

  • 通販で購入する場合の値段の相場
  • 美味しい毛ガニの選び方のポイント
  • 専門家が教える正しい食べ方とは
  • 冷凍毛ガニの美味しい茹で方レシピ
  • 毛ガニの11月の魅力を最大限に引き出す

通販で購入する場合の値段の相場

毛ガニの11月を自宅で楽しむ際、最も便利なのが通販(オンラインショッピング)の利用です。

産地直送の新鮮な毛ガニを手軽に購入できますが、気になるのはその値段でしょう。

毛ガニの価格は、その年の漁獲量、サイズ、品質(堅ガニか若ガニか)、そして活・チルド・冷凍といった状態によって大きく変動します。

ここでは、一般的な通販サイトにおける11月頃の毛ガニの値段の相場を、サイズ別に紹介します。

毛ガニのサイズと人数の目安

まず、どのくらいのサイズを選べば良いかを知っておきましょう。

  • 小型サイズ(300g~400g):1人で楽しむのにちょうど良いサイズ。
  • 中型サイズ(500g~600g):1~2人向け。食べ応えがあり、最も人気のサイズ帯。
  • 大型サイズ(700g~800g):2~3人向け。身も味噌もたっぷりで満足度が高い。
  • 特大サイズ(1kg以上):4人以上の家族やパーティー向け。非常に希少で高価。

サイズ別・状態別の値段相場(1杯あたり)

以下は、送料を考慮しない場合の一般的な価格帯です。

訳あり品はこれよりも2~3割程度安くなる傾向があります。

サイズ重量冷凍(ボイル済み)チルド(活・ボイル済み)
小型300g~400g3,000円~5,000円4,000円~6,000円
中型500g~600g6,000円~9,000円7,000円~11,000円
大型700g~800g10,000円~15,000円12,000円~18,000円
特大1kg以上18,000円~20,000円~

この表から分かるように、一般的に冷凍品の方がチルド品よりも安価です。

これは、チルド輸送は鮮度を保つためのコストがかかるためです。

しかし、現在の冷凍技術は非常に進化しており、産地で茹で上げた直後に急速冷凍(ブライン凍結など)されたものは、獲れたての風味を損なうことなく楽しめます。

ご家庭で楽しむのであれば、コストパフォーマンスに優れた高品質な冷凍品が最もおすすめです。

また、毛ガニは大きくなるほど希少価値が上がり、1kgあたりの単価も高くなる傾向があります。

例えば、500gの毛ガニを2杯買うよりも、1kgの毛ガニを1杯買う方が総額は高くなるのが一般的です。

毛ガニの11月の購入を検討する際は、これらの相場を参考に、予算や食べる人数に合わせて最適なサイズと状態の商品を選んでください。

複数のサイトを比較検討し、送料やポイント還元なども含めて総合的に判断することが、賢い買い物につながります。

美味しい毛ガニの選び方のポイント

通販で毛ガニを購入する際、実物を手に取って確認できないため、どのような基準で選べば良いか迷うかもしれません。

しかし、いくつかのポイントを押さえることで、オンライン上でも美味しい毛ガニを見分けることは十分に可能です。

ここでは、失敗しないための選び方のポイントを具体的に解説します。

1. 信頼できる販売店を選ぶ

最も重要なのは、信頼と実績のある販売店を選ぶことです。

長年にわたりカニを専門に扱っている店や、産地の水産加工会社が直営している店は、品質管理がしっかりしている場合が多いです。

以下の点を確認してみましょう。

  • 商品のレビューや口コミの評価が高いか
  • 商品説明が丁寧で、産地や加工方法が明記されているか
  • 問い合わせに対する対応が迅速かつ丁寧か
  • 「身入り保証」や返品・交換に関するポリシーが明確か

これらの情報が充実している店舗は、自社の商品に自信を持っている証拠であり、安心して購入できる可能性が高いです。

2. 「堅ガニ」の表記を確認する

美味しい毛ガニの代名詞とも言えるのが「堅ガニ(かたがに)」です。

これは、脱皮してから時間が十分に経過し、甲羅が硬く、中に身がぎっしりと詰まった状態のカニを指します。

通販サイトによっては、「堅ガニ厳選」「身入り8割以上保証」といった表記で、その品質をアピールしています。

多少値段が高くても、こうした表記のある商品を選ぶことが、満足度の高い買い物につながります。

逆に、極端に安い商品の場合は、身入りの少ない「若ガニ」である可能性も考慮する必要があります。

3. 産地と旬の時期を確認する

この記事で繰り返し述べているように、毛ガニの11月においては、太平洋側(日高・十勝・釧路など)で獲れたものが旬となります。

商品説明で産地が明記されているかを確認し、その時期に最も美味しいとされる産地のものを選ぶのがセオリーです。

春に漁獲されたオホーツク産の毛ガニが冷凍で販売されていることもありますが、せっかく11月に味わうのであれば、その時期に旬を迎える産地のものを選ぶことで、より季節感と特別感を味わうことができるでしょう。

4. 用途に合わせて状態(活・チルド・冷凍)を選ぶ

毛ガニは様々な状態で販売されています。

自分で捌いたり、刺身で食べたい場合は「活(活きている状態)」が必須ですが、輸送にコストがかかり、家庭での調理も手間がかかります。

最も手軽で一般的なのは、産地で茹でてから発送される「チルド(冷蔵)」や「冷凍」です。

特に、最新の技術で急速冷凍されたボイル毛ガニは、解凍方法さえ間違えなければ、茹でたての風味をほぼそのまま楽しむことができます。

家庭で食べるのであれば、この「ボイル冷凍品」が最も扱いやすく、コストパフォーマンスにも優れていると言えるでしょう。

これらのポイントを総合的に判断し、自分の希望に最も合った毛ガニを選んでください。

専門家が教える正しい食べ方とは

せっかく高品質な毛ガニを手に入れたのなら、その美味しさを余すところなく味わいたいものです。

毛ガニはタラバガニやズワイガニに比べて小ぶりですが、その分、旨味が凝縮されており、特にカニ味噌は絶品です。

ここでは、初めての方でも簡単にできる、毛ガニの基本的なさばき方と食べ方の手順を紹介します。

必要な道具はキッチンバサミと、細かい身を掻き出すためのカニスプーン(なければフォークや箸でも可)だけです。

毛ガニのさばき方・食べ方手順

  • 1. ふんどしを外す
    まず、カニを裏返し、お腹にある三角形の部分(ふんどし)に指をかけて取り外します。メスの場合は半円形です。
  • 2. 甲羅を外す
    ふんどしを外した部分に親指を入れ、甲羅と胴体を分けるようにゆっくりと剥がします。このとき、甲羅の中にある濃厚なカニ味噌がこぼれないように、甲羅を器のようにして慎重に作業してください。
  • 3. エラ(ガニ)を取り除く
    胴体の両側についている、灰色のヒダヒダした部分はエラ(ガニ)です。これは食べられないので、手で全て取り除きます。
  • 4. 胴体を半分に割る
    エラを取り除いた胴体を、中央の溝に沿ってキッチンバサミで切るか、手で二つに割ります。これで、脚の付け根にある身が食べやすくなります。
  • 5. 脚を切り離す
    胴体から脚を一本ずつ、付け根の関節部分でハサミを使って切り離します。
  • 6. 脚の身を取り出す
    脚の関節ごとに切り分けます。太い脚の殻は、両側にハサミで切り込みを入れると、パカッと開いて身を綺麗に取り出せます。細い部分の身は、片方の殻を削ぎ落とすように切るとスプーンで掻き出しやすくなります。
  • 7. 胴体の身とカニ味噌を味わう
    半分に割った胴体には、脚の付け根部分に美味しい身がたくさん詰まっています。カニスプーンで丁寧に掻き出して味わいましょう。そして、何と言っても毛ガニの醍醐味は甲羅の中のカニ味噌です。取り出したカニ身をカニ味噌に絡めて食べる「とも和え」は、最高の贅沢です。

甲羅酒の楽しみ方

カニ身とカニ味噌を堪能した後の甲羅は、捨ててはいけません。

甲羅に残ったカニ味噌に熱燗の日本酒を注ぎ、甲羅を器にして飲む「甲羅酒」は、カニの旨味と日本酒の風味が融合した格別の味わいです。

甲羅を軽く炙ってからお酒を注ぐと、さらに香ばしさが引き立ちます。

毛ガニの11月の夜長に、この甲羅酒で体を温めるのは、大人ならではの至福の時間と言えるでしょう。

この手順さえ覚えておけば、誰でも毛ガニを隅々まで満喫できます。

冷凍毛ガニの美味しい茹で方レシピ

通販で届く毛ガニの多くは、鮮度を保つためにボイルされた後、急速冷凍されています。

この冷凍毛ガニの美味しさを最大限に引き出すためには、解凍と温め方が非常に重要になります。

間違った方法で解凍すると、旨味が流れ出てしまい、身がパサパサになる原因となります。

ここでは、茹でたての風味を再現するための、簡単で美味しい茹で方(温め直し方)レシピを紹介します。

1. 美味しさを左右する「解凍」が最重要

冷凍毛ガニを美味しく食べるための最初のステップは、丁寧な解凍です。

絶対にやってはいけないのが、電子レンジでの解凍や、常温での急速解凍です。

急激な温度変化はドリップ(旨味成分を含んだ水分)を大量に出してしまいます。

正しい解凍方法は以下の通りです。

  • 冷凍された毛ガニをキッチンペーパーや新聞紙で包みます。これは、結露を吸収し、乾燥を防ぐためです。
  • カニの甲羅を下にして、お皿やバットに乗せます。カニ味噌が流れ出るのを防ぐためです。
  • そのまま冷蔵庫に入れ、1日~1日半かけてゆっくりと解凍します。サイズの大きいものほど時間がかかります。

この「低温でゆっくり」が、旨味を閉じ込めたまま解凍する最大のコツです。

2. 簡単!茹で方(温め直し)レシピ

解凍された毛ガニは、そのままでも冷たいままで美味しく食べられますが、温め直すことで、より一層風味が増します。

ポイントは「茹でる」というより「温める」という意識で、短時間で仕上げることです。

【材料】

  • 解凍した毛ガニ:1杯
  • 水:カニが浸るくらいの量
  • 塩:水1リットルに対して大さじ2杯(約30g)※海水程度の塩分濃度

【手順】

  • 大きめの鍋に水と塩を入れて沸騰させます。
  • 沸騰したら、解凍した毛ガニの甲羅を下にして鍋に入れます。
  • 再沸騰してから、3~5分程度温めます。長時間加熱すると身が硬くなり、塩辛くなるので注意してください。
  • 時間が経ったら、お湯から上げて、軽く水気を切って完成です。

蒸し器がある場合は、茹でる代わりに蒸して温めるのもおすすめです。

蒸す場合は、沸騰した蒸し器に甲羅を下にして入れ、10~15分程度蒸します。

蒸す方法は、茹でるよりも旨味が逃げにくいというメリットがあります。

すでに一度ボイルされているので、加熱しすぎないことが最大のポイントです。

この方法で、毛ガニの11月の味覚を、まるで産地で食べているかのように熱々で楽しむことができます。

毛ガニの11月の魅力を最大限に引き出す

これまで、毛ガニの11月に関する様々な情報をご紹介してきました。

旬の産地、値段の相場、そして美味しい食べ方まで、その魅力は多岐にわたります。

この記事の最後に、11月の毛ガニを最大限に楽しむためのポイントをまとめてみましょう。

まず最も大切なことは、「11月は毛ガニが美味しくない時期」という誤解を捨てることです。

確かに、有名なオホーツク海産は旬ではありませんが、そのバトンを受け継ぐ形で、北海道の太平洋沿岸(日高や十勝など)で獲れる毛ガニが最高の旬を迎えます。

冬の厳しい寒さに備えて栄養を蓄えたこの時期の毛ガニは、身がぎっしりと詰まり、カニ味噌も濃厚で、まさに知る人ぞ知る絶品なのです。

通販を利用すれば、この旬の味覚を自宅にいながら手軽に楽しむことができます。

購入する際は、信頼できる店舗で、旬の産地が明記された「堅ガニ」を選ぶことが成功の鍵です。

脚が一本折れているだけで格安になる「訳あり品」は、ご家庭で楽しむには非常に賢い選択と言えるでしょう。

そして、手元に届いた毛ガニは、ぜひ今回ご紹介した方法でさばいてみてください。

自分の手で甲羅を剥がし、真っ白な身と黄金色のカニ味噌が現れた瞬間の感動は、格別なものがあります。

繊細な身の甘み、濃厚なカニ味噌のコク、そして全てを味わい尽くした後の甲羅酒の風味。

これら一連の体験こそが、毛ガニの魅力を最大限に引き出す最高のスパイスとなります。

毛ガニの11月は、年末の慌ただしさが始まる前の、少し落ち着いた時期でもあります。

家族や大切な人と食卓を囲み、旬の毛ガニを味わいながら、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

この記事が、あなたの素晴らしい毛ガニ体験の一助となれば幸いです。

本日のまとめ

  • 毛ガニは産地を変えながら一年中旬が楽しめる
  • 11月は北海道の太平洋側、日高や十勝沿岸が旬
  • 低い海水温で育つため11月の毛ガニは身入りが良い
  • カニ味噌も濃厚で身と味噌の両方を楽しめる時期
  • 身を重視するならオス、希少な内子が好きならメスを選ぶ
  • 美味しい毛ガニは重くて甲羅が硬い「堅ガニ」を選ぶ
  • 脚折れなどの「訳あり品」は味も品質も同じでお得
  • 通販の値段相場は中型サイズで6,000円から9,000円程度
  • 通販では信頼できる店舗選びとレビュー確認が重要
  • さばき方はキッチンバサミがあれば意外と簡単
  • カニ身とカニ味噌を和える「とも和え」は絶品
  • 冷凍毛ガニは冷蔵庫でゆっくり解凍するのがコツ
  • 温め直しは塩茹でで短時間に行うと風味が蘇る
  • 締めの甲羅酒まで味わい尽くすのが最高の楽しみ方
  • 毛ガニの11月は旬の味覚を賢く楽しめる絶好の機会
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参考サイト
毛ガニの旬の時期はいつ?代表的なカニの旬の季節も解説 | 飯坂冨士商店
蟹の旬の時期はいつ?(毛ガニ・紅ズワイガニ・花咲ガニ・タラバガニ・ズワイガニ) – さんチョク
北海道オホーツク海の毛ガニの旬は3月からです! – 株式会社 松浦水産
北海道のおいしい素材|毛ガニの旬はオールシーズン!?旬の時期や食べ方を教えます
【保存版】毛ガニとは?旬の時期や値段、美味しい食べ方もあわせて紹介 – かに総本店 松菱

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